酵素は、消化酵素、代謝酵素、食物酵素があります。
酵素といえば消化酵素を連想されると思いますが、食べたものを消化吸収するだけでなく、生命活動を維持するのに絶対になくてはならないものです。
酵素が不足すると、バランスのとれた食事をしていても消化吸収できないためにエネルギーにならず未消化物として糖や脂肪が血液中を漂い、赤血球がくっついた状態になります。顕微鏡で一滴血液を採取して観てみると、赤血球が連なったドロドロといわれる状態が観られます。
これが汚れた血液の状態で、万病の元となります。
代謝酵素は免疫力や新陳代謝の働きをします。代謝酵素が不足すると防御が出来なくなり易感染しやすくなり、また治りも悪くなります。
発酵食品や新鮮な生の食べ物には多くの酵素が含まれています。焼き魚についている大根おろしも食物酵素として消化を助けてくれます。
酵素を作る能力は個人差がありますが、酵素の無駄遣いをしない食事と、食べ方をして代謝酵素を増やしていくのが健康の秘訣です。
例えば、風邪の時に食欲がなくなるのは、風邪を治すのに免疫力を高めて自然治癒力を上げています。つまり消化酵素を抑えて、代謝酵素に回そうとしてるからです。
食欲が出るまではしっかりと水分補給をし、食欲が出てきてから消化のいい食事を摂るようにしましょう。